日本株は上値が重い
米国のS&P500は2月の下旬の米金利上昇に伴い、ハイテク株を中心に調整しましたが、足もとは最高値を更新しています
その一方で日本株は2月に3万円乗せとなるも、それ以降は上値が重い展開が続いています
日銀のETF買入減額や、買い入れの対象をTOPIX連動のETFに限定したこと、そしてワクチン接種が海外と比べて遅れていることが嫌気されているのかもしれません
4月22日の日中こそ、日経平均は陽線をつけましたが、夜間では再び、2万8千円台まで下落しています。
株安局面に入ったのか?(役に立たないと思われがちですが)経済指標を見てみよう
日本株は、株安局面に入ったのでしょうか?
経済指標を見る限りは、そうではなさそうです
経済指標といいますと、株式投資に何の役にも立たない、というイメージを持たれがちですが、そうではありません
下図は、「日本の経済指標が、市場予想を上回ったか、下回ったかカウントしたもの」と、TOPIXを並べたものです
上振れればプラス、下振れればマイナスとしています
(カウント、と書きましたが、調整を掛けているので、整数にはなっていません)
この図でわかる通り、経済指標が市場予想を下回り、白い線が下がった時に、株安が発生しています
米国の方が好調
経済指標で株価のトレンドをつかむことが出来るのは、米国も同様です
そして足もと、米国の経済指標は、日本よりも強い数字が出ています
(値自体が強いことが重要ではなく、市場予想対比での上振れ幅が大きいことが重要です)
よって、日経平均が3万円で頭打ちとなる中でも、米株が過去最高値を更新しているのは自然といえます
参考になれば幸いです。
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