FXと株の違い
FXをはじめようとしている人…
・FXと株、どちらもよく紹介されているけど、違いは何だろう
・投資対象の違い?
このような疑問に答えていきたいと思います
本記事のテーマ
FX、為替と株の違いについて解説します
投資対象の違い
FXは外貨預金と同様、ドル円などの為替に投資します
また、FXではレバレッジを掛けることが出来ますので、同じ投資額でも、外貨預金よりも大きな収益を得ることが出来る可能性があります(その分、大きな損失も被ります)
株式でも、日経225先物など、株式先物を使えば、レバレッジを掛けることが出来ます
為替 | 株式 | |
レバレッジなし | 外貨預金 | 現物株投資 |
レバレッジあり | FX | 株式先物 |
ちなみに株も、トヨタ自動車など、個別株への投資と、日経225等に投資するインデックス投資があります
<重要>値動きが違うので、採るべき投資スタンスが違う
FXや外貨預金(つまり、為替)と株では、採るべき投資スタンスが異なります
FXや外貨預金ではレンジトレード、株はトレンドフォロー(あるいは、単に買いのみ)が有効です。
株価はトレンドを持つ
株価は企業の価値を反映します。例えば東証1部に上場されている株式の時価総額を表すTOPIXは、日本全体の企業価値を反映しているともいえます。
長期的に見れば、経済は成長し続けるので、経済の成長とともに、(全体としてみれば)株価も上昇します。
つまり株は、買って長期保有、という戦略が有効となります。
為替はレンジ
その一方で為替は、(色んな意味がありますが、一つの見方としては)2つの国の価値の違いを表します。
例えばドル円は、日本と米国の価値の違いです。
アルゼンチンなどのように国家が破綻すると(アルゼンチンは複数回、債務不履行を起こしています)、その国の通貨の価値はゼロとなります。
上記で述べた通り、どの国の経済も、基本的には発展していきますので、どの国の価値も高まります。よって、米国÷日本を表す、ドル円に関しても、上昇や下落、どちらかの方向に動き続けるのではなく、一定のレンジ内で、上下することが多くなります。
また、通貨が安定していることは、各国にとって望ましいことです。
例えば1ドルが、今日100円、明日50円、明後日200円、といったように大きく変動すれば、怖くて貿易なんて出来なくなります。
日本企業が、1ドル100円の時に、米国で1ドルで商品を売って(原価は80円)、20円の収益を得たようにみえても、次の日、1ドル50円になれば、日本企業の手に残った1ドルの価値は50円になり、原価の80円を下回り、30円の損失になります。
よって、各国の中央銀行は、通貨の安定を金融政策の目標に掲げており、自国の為替が一方向に動くと、為替介入を行うことで、為替を一定のレンジに収めようとします。
このような当局の働きかけも、為替が一定のレンジ内で動くことが多い理由となっています。
まとめ
株とFXの違いのうち、見落とされやすいのは、値動きの違いです。
株式はトレンド、為替はレンジです。
勿論、株式の中でも、レンジで動きやすいもの、為替の中でもトレンドを持ちやすいものがありますが、これは別の機会に紹介します。
今回の内容が投資の参考になれば幸いです。
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