米国でコロナの感染状況が悪化
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、7日間の新型コロナ新規感染者数は13万人(前週比2割増)、入院患者数は1万人 (前週比3割増) 、死亡者数は500人弱 (前週比2割増) と、大幅に増加しています。
ワクチンを打っていれば大丈夫、ではない
「ワクチンを打っていれば、感染しても症状が軽く、病床はひっ迫しない」という楽観論がありました。つまり、ワクチンの接種が進めば、コロナによる深刻な被害(入院、死亡)は発生しにくくなり、感染者が出ても、通常通りの生活を送ることが出来る、と。
しかし実際は、ワクチン接種が進んでも、入院者数や死亡者数が増加してしまっています。
共和党支持者が多い州ほど、事態は深刻
もちろん、ワクチンを接種した方が、しないよりはマシ、であり、ワクチン接種率が低い州における感染拡大、病床不足は深刻です。
具体的には、フロリダ州、ルイジアナ州、テキサス州など、ワクチン接種率が低い州では、病床不足の深刻化が報じられています。
実は共和党支持者が多い州(ミシシッピ州など、『赤い州・青い州』(wiki)の赤い州です)ほど、ワクチンの接種率が低い傾向にあります。
共和党支持者は自由を重んじ、強制されることを嫌います。ワクチンに関しても、強制されたなくないという理由で、接種しない人の比率が民主党支持者よりも高くなっています。
ミシガン大指数やリアルタイムデータは、景気の急減速を示唆
8月13日に米国ミシガン大が公表した消費者信頼感は、2011年以来の低水準にまで急低下。それを受けて米国の長期金利は大きく低下しました。
ここ1週間のリアルタイムデータも同様の傾向を示しており、航空旅客数や飲食店予約数は大幅に低下してしまっています。
このような状況下では、FRBは緩和縮小(テーパリング)や利上げに対して、慎重にならざるを得ないでしょう。緩和長期化で、リフレトレードが継続しそうです。
リフレトレードについては↓をご参照ください。
コメント